現代自動車(ヒョンデ)が今年に入り日本市場での販売が月平均100台未満に留まっていることが分かった。
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13日、日本自動車ディーラー協会によると、現代自動車は第1四半期(1~3月)に日本市場で計162台を販売した。1月は32台、2月と3月はそれぞれ70台と60台を記録した。月平均では50台程度になっている。
第1四半期の日本の自動車市場規模は138万1558台と集計された。 同期間、輸入車市場規模は8万123台で、3月の場合は3万5693台だった。
現代自動車は昨年、2009年末に撤退して以来、12年ぶりに日本市場に再進出した。昨年初め、日本法人名を現代自動車ジャパンから現代モビリティジャパンに変更し、日本乗用車マーケティング関連部署を新設するなど、現地市場攻略に乗り出している。
昨年5月にアイオニック5とネッソなどの代表的なエコカーモデルを販売したのに続き、7月にはCXC横浜の運営を開始するなど、積極的なマーケティングを展開している。日本の書体会社モリサワと一緒に開発した現地専用フォント「Hyundai Sans JP」も開発した。
アイオニック5で韓国自動車史上初めて「日本カー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン(Car of the year Japan)」を受賞している。日本カー・オブ・ザ・イヤーは1980年に創設され、毎年日本で発売された新車を対象に審査員の投票を経て「ベスト10車」を選定し、試乗評価と決選投票を通じて部門別のカー・オブ・ザ・イヤーを選定している。
現代自動車はアイオニック5などエコカーモデルを前面に、持続的に販売量を増やしていく計画だ。最近、三菱自動車と一緒に電気自動車サブスクリプションサービス「モーション」(MOCEAN)を基盤に日本のカーシェアリング市場攻略に乗り出すとともに、アジア最大のライブストリーミングプラットフォーム運営会社M17エンターテインメント(以下、M17)が提供するライブストリーミングショッピングプラットフォーム「ハンズアップ」(HandsUP)を通じてアイオニック5のライブストリーミングデジタル販売を行うなど、現地の需要確保に力を入れている。
昨年末にはアマゾンジャパンにデジタルショールーム(Amazon Digital Showroom)もオープンした。デジタル販売で日本市場攻略を加速させる戦略の一環だ。アマゾンジャパンの「車両(Amazon Vehicles)」カテゴリーに別途、現代自動車のショールームを開設し、電気自動車モデル「アイオニック5」と水素燃料電池車モデル「ネッソ」を販売した。
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