複数の外信によると、GMのメアリー・バラ(Mary Barra)CEOは現地時間25日、第1四半期の業績を説明する席で「ボルトEVとEUVの生産を2023年末に終了する」と述べた。
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シボレーボルトEVとボルトEUVを生産しているミシガン州オリオンタウンシップ工場は、電気SUVとピックアップトラックの組立ラインに変わる予定だ。これにより、ボルトEVは2016年の初発売以来7年ぶりに、2021年にデビューしたボルトEUVは2年ぶりに姿を消すことになった。
韓国でも発売されたボルトEVは、発売当時400km以上走行が可能で、税制優遇措置まで受ければ2千万ウォン(約200万円)台で購入でき、人気を集めた。米国では最も経済的な電気自動車として注目された。
しかし、バッテリー問題がボルトEVの足かせとなったようだ。GMはバッテリー欠陥による火災発生後、2回にわたり約14万2000台のボルトEVをリコールした。2021年9月にボルトEVの生産を中断したが、2022年4月に再び生産に入った。
しかし、火災事件が販売にも悪影響を及ぼし、販売量は低迷し、会社のイメージにも悪影響を及ぼし、最終的に生産中止の道を歩むことになった。
ボルトEVには韓国LGエナジーソリューション(LGES)のバッテリーが搭載されていた。LGエネルギーソリューションはリコール費用として当時1兆4千億ウォン(約1400億円)をGMに支払ったことがある。
GMは今年下半期に新しいバッテリー技術をベースにした電気自動車モデルを発売する予定だ。ボルトEVを廃止する代わりに、デトロイトに位置するボルトEV工場を改造し、来年発売予定の電気ピックアップトラックを生産する予定だ。
一方、GMはサムスンSDIと協力して30億ドルを投入し、2026年の量産を目標に米国内のバッテリーセル製造工場を新設すると発表した。2025年までに300億ドルを投資し、30台以上の電気自動車を発売することを目標にしている。
(参考記事:韓国有力専門紙「LGとトヨタがEV電池生産会社を合弁で設立間近」)
(参考記事:サムスンSDI「全固体電池のサンプル生産を下半期開始」「46mm円筒型電池も量産予定」)
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