インドでシャオミ製スマホが爆発し8歳の子供が死亡…中国紙報じる

インドで中国のシャオミのスマートフォンが爆発し、子供が死亡する事故が発生した。 

(参考記事:)「サムスンのスマホは表記よりメモリ少ない」「不要なアプリ消せない」米で集団訴訟提起

中国メディアのギズモチャイナの記事(27日)によると、先月24日(現地時間)、インドのケララ州トリスルーでシャオミのRedmi Note5が爆発する事故が起きた。 この事故で8歳の子供が負傷し、病院に運ばれて治療を受けたが、状態が悪化し、結局死亡した。 

ギズモチャイナの当該ニュース:https://www.gizmochina.com/2023/04/27/fatal-explosion-smartphone-reportedly-overheats-kills-8-year-old-girl/

法医学の専門家と警察などの1次調査の結果、事故当時、スマートフォンが充電中の状態ではなかった。長時間の動画視聴による過熱が有力な原因として挙げられている。当局は正確な事故原因を解明するために追加調査を実施している。 

シャオミのスマートフォン爆発事故は今回が初めてではない。過去2020年と2021年にもインドでRedmi Note 7とRedmi Note9プロからそれぞれ出火し顧客が火傷を負う事故が起きたことがある。 

シャオミは声明を出して「私たちは可能な限りの方法で被害者家族を支援する」とし、「現在、この事件は調査中であり、当局と協力して事件の実際の原因を把握する」と明らかにした。 

ギズモチャイナは他の記事(28日)で、今月11日にインド人男性が購入したRedmi Note12プロが爆発したことも報じた。

この男性は、シャツのポケットに入れていたRedmi Note12プロから発せられる煙と灼熱感から携帯電話が燃えていることに気づいたという。しかし、皮膚にダメージを与える前にポケットからデバイスを取り出すことができたとのこと。現在のところ原因は不明であるとギズムモチャイナは伝えている。

ギズモチャイナの当該ニュース:https://www.gizmochina.com/2023/04/28/redmi-note-12-pro-reportedly-catches-fire-inside-an-indian-mans-pocket/

一方、市場調査機関カウンターポイントリサーチによると、シャオミは昨年第4四半期、インドのスマートフォン市場において、シェア18%で2位を占めた。シェア20%のサムスン電子が1位だった。3位は同じく中国メーカーであるVivo(18%)、4位にはOppo(11%)、5位にはRealme(8%)がランクインした。

ちなみに、インドのスマホ市場は、2017年頃まではサムスンが不動の1位を占めていたが、その後、シャオミなど中国勢が上位を占め、サムスンは2020年に3位にまで後退していた。しかし、中印国境紛争が生じてからインドでは中国製品不買運動が起こり、スマホにもそれが波及し、結果的にサムスンのシェアが再び伸びている。

(参考記事:「米消費者が選ぶノートPC」評価で韓国製品が5部門中3部門を制覇 「すべて感嘆に値する」
(参考記事:AIを最も信頼する国はインド…75%が信頼 韓国は31%に留まる 日本は?
(参考記事:韓国紙「インドで日本人女性に集団で粉かけた3人が逮捕」「恥ずかしい行為」

(参考記事:インド税務当局、サムスンを273億円関税回避で起訴…重要拠点でトラブル
(参考記事:現代自動車がGMインド工場を買収 1位スズキ追撃に狼煙
(参考記事:現代自動車がインドで販売急増「需要急増時期が到来」 1位スズキとの差は?