AIへの民間投資規模で韓国が世界6位に 日本は14位

Chat GPTの熱風の中、韓国のAI部門への投資が急速に増加し、世界6位レベルに浮上したことが分かった。 

(参考記事:韓国紙「日本がスパコン富岳を使って日本語特化のAIを開発へ」

米国スタンフォード大学人間中心人工知能研究所(HAI、Human-Centered Artificial Intelligence)が4月に発表した「2023 AI Index Report」報告書によると、2022年の韓国のAI分野の民間投資は31億ドル(約4千億円)で、インドに次いで世界6位を記録した。

AI分野の民間投資が最も大きく行われた国は米国だ。2022年だけで473億6000万ドルが投資された。 その後に134億1000万ドルの中国、43億7000万ドルの英国が続いた。日本は7億2千万ドルで14位に留まった。

2013年から2022年までの10年間の民間投資額も米国が2489億ドルで1位になった。951億ドルの中国、182億4000万ドルの英国が2、3位を占めた。韓国は55億7000万ドルで65億9000万ドルを記録したフランスに次いで10位に位置した。日本は39億9千万ドルで11位に留まった。

同報告書によると、韓国のAI分野の民間投資は2022年に急激に増加した。10年間の総投資額が55億7000万ドルだが、そのうち60%にあたる31億ドルが2022年に行われた。

しかし、2022年に新規投資を誘致したAI企業の数は22社で13位を記録した。10年間投資を誘致したAI企業の数も145社で11位に位置した。

同報告書によると、グローバルAI分野の民間投資規模は10年ぶりに減少傾向を示した。世界的な景気低迷と金利引き上げなど、グローバル経済状況の弱化が影響を及ぼしたという分析だ。

2022年のグローバルAI分野の民間投資規模は918億6000万ドルで、1200億ドルを超えた2021年より300億ドルほど減少した。投資件数も3583件で前年比12%減少し、投資誘致企業数も1392社で、2021年の1669社に比べて270社ほど減少した。しかし、2013年に比べて投資額は18倍、投資件数は6倍に増加した。

(参考記事:韓国紙「ChatGPTが日本の医師国家試験に合格」 「もう外来は不要では」ネット民
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(参考記事:ChatGPT「韓国語の起源は日本」