サムスン電子の2024年第2四半期決算発表文(全文訳)

以下に、サムスン電子の2024年第2四半期(4~6月)決算発表文の全文訳を掲載する。(翻訳=KOREA TECH ECONOMY編集部)


サムスン電子は連結ベースで売上高74.07兆ウォン(約8兆円)、営業利益10.44兆ウォン(約1.1兆円)となる2024年第2四半期(4~6月)の業績を発表した。

全社売上高は前四半期比3%増の74.07兆ウォン(約8兆円)を記録した。DS部門はメモリの景気回復で前四半期比23%増加し、SDCはOLEDの販売好調で増加した。

営業利益は前四半期比3.84兆ウォン(約4100億円)増の10.44兆ウォン(約1.1兆円)を達成した。IT市況が回復する中、メモリ分野の高付加価値製品の需要に対応し、DS部門の営業利益が前四半期比で大幅に増加した。MXは主要原材料価格の上昇の影響で収益性がやや低下した。

将来の成長動力のための積極的な研究開発投資を継続し、第2四半期に8.05兆ウォン(約8800億円)の研究開発費を執行した。

[第2四半期の実績]

DS(Device Solutions)部門の売上高28.56兆ウォン(約3.1兆円)、営業利益6.45兆ウォン(約7000億円)

メモリは、生成型AIサーバー用製品の需要の好調により市場回復傾向が続くとともに、企業向け自社サーバー市場の需要も増加し、前四半期に引き続きDDR5(Double Data Rate 5)と大容量SSD(Solid State Drive)製品の需要が持続的に拡大した。