サムスン電子は、高帯域幅メモリ(HBM)の第5世代であるHBM3E 8段製品を第3四半期(7~9月)内に量産して供給を本格化し、12段製品も下半期に供給する予定だと明らかにした。
サムスン電子メモリ事業部のキム・ジェジュン戦略マーケティング室長(副社長)は31日、第2四半期の業績カンファレンスコールにおいて、「第2四半期のメモリ市場は、生成型AI需要の強さに支えられ、好調が持続した」とし、「HBMの売上高は前四半期比50%半ば上昇した」と説明した。
キム副社長は、「(HBM4世代である)HBM3は、すべてのGPU顧客に量産供給を拡大しており、第2四半期には、前四半期比3倍近い売上高を記録した」と説明した。
ただし、関心が集まっているNVIDIAによるHBM3Eの品質テストの進行状況については、「顧客との秘密保持契約(NDA)遵守のため、当該情報について言及することはできない」と述べた。
キム副社長は一方で、「HBM3E 8段製品は、前四半期初めに量産ランプアップ(生産量拡大)の準備とともに主要顧客社にサンプルを提供し、顧客社の評価(審査)を正常に進行中」であるとし、「第3四半期中に量産供給が本格化する予定」であると述べた。