韓国の蔚山(ウルサン)市によると、同地にある温山(オンサン)国家産業団地に1千500億ウォン(約163億円)規模の半導体素材生産工場を誘致したことを20日に明らかにした。
同市は同日、市長室において、BGFエコマテリアルズ(BGFEcomaterials Co Ltd)と無水フッ化水素酸生産工場の新設に向けた投資協約を締結する。
無水フッ化水素酸は、半導体、二次電池、一般産業剤など幅広く使用されるすべてのフッ素系製品の核心原料だ。
成長可能性が高く、活用範囲が広いが、現在は生産・供給を中国に依存している。
今回の協約により、BGFエコマテリアルズは温山工業団地所在の子会社であるフルオリンコリアの敷地に約1千500億ウォンを投資し、2026年完成を目標に無水フッ化水素酸生産工場を新設する。
この工場の生産規模は、国内使用量の半分である年間5万tに達する。