韓国政府は16日、中国が予告したアンチモン輸出統制と関連し、国内に与える影響は限定的であるとの見通しを示した。
韓国の産業通商資源部は同日、ソウル市中区の大韓商工会議所で関係機関と業界が出席した中で開催した「産業サプライチェーン点検会議」でこのように明らかにした。
同会議には企画財政部、外交部など関係省庁とバッテリー、精密化学、電子、機械、半導体などの業種別協会、素部部(素材・部品・装備)サプライチェーンセンター、鉱海・鉱業公団などの関係者が出席した。
中国商務省は前日、バッテリーなどの原料に使われる準金属アンチモンについて、来月15日から輸出規制に乗り出すと明らかにした。
中国側は、今回の輸出統制が国家安全保障と利益を守り、国際核拡散禁止などの義務を履行するための措置だと主張した。