SKハイニックス、’DTF 2024’に参加…AI用次世代メモリを展示

SKハイニックスは28日、ソウル江南区・COEXで開催された「デル・テクノロジーズ・フォーラム(DTF)2024」に参加し、人工知能(AI)時代をリードする次世代メモリソリューションを披露したと29日明らかにした。

DTFは、米国の電子企業であるデル・テクノロジーズが主催する年次技術フォーラムで、情報技術(IT)業界のリーダーと関係者が参加して新しいITソリューションを披露し、最新の技術動向を探求する場だ。

SKハイニックスは今回のフォーラムで「メモリー、ザ・パワー・オブ・AI」というスローガンの下、3つのパート(サーバー&データセンター-PC&モバイル-ニューテック)でブースを構成し、多様なAIメモリー製品を披露した。

ニューテックブースでは、第5世代高帯域幅メモリーHBM3E、CMM(CXLメモリモジュール)-DDR5、LPCAMM2をデモした。

HBM3Eは、毎秒最大1.2TB(テラバイト)のデータを処理する現存最高性能のDRAMで、現在AI市場で注目されている製品の一つだ。SKハイニックスは最新バージョンであるHBM3E 12段製品を第3四半期に量産を開始し、第4四半期から顧客に供給を開始する計画だ。

CMM-DDR5は、DDR5 DRAMにCXL(ComputexpressLink)メモリコントローラーを加えた製品だ。

DDR5 DRAMだけを装着したシステムにCMM-DDR5を追加装着することで、既存のシステムより帯域幅は最大50%向上し、容量は最大100%まで拡張することができる。

HBMとともに次世代メモリーと呼ばれるCXLは、高性能・大容量を必要とするAI時代の中枢的なソリューションとして期待を集めている。

LPCAMM2は、複数のLPDDR5Xパッケージを一つにまとめたモジュールで、従来のSODIMM2個をLPCAMM21個に置き換える性能効果を持ち、省スペースだけでなく、低消費電力と高性能特性を実現したのが特徴だ。

電力消費量を削減しながら高いデータ処理能力が重要なオンデバイスAI市場のニーズを満たす製品として注目されている。

このほか、SKハイニックスはPS1010、PCB01など、実際にDell Technologiesと協力中の製品を展示した。

PS1010は超高性能企業用ソリッドステートドライブ(eSSD)で、176段4D(4次元)ナンドを多数組み合わせたパッケージ製品だ。

前世代に比べて読み書き速度が最大150%以上向上し、低炭素排出量でデータ使用量が多いアプリケーション、