サムスンが「第9世代QLC NAND」業界初の量産発表…”eSSD市場攻略”

サムスン電子が業界初となる1テラビット(Tb)クアッドレベルセル(QLC)第9世代V-NANDの量産を開始した。

サムスン電子は、今年4月に業界初の「トリプルレベルセル(TLC)第9世代V-NAND」の量産を開始したが、これに続いてQLC製品の量産も初めて行ったことを12日に発表した。

サムスン第9世代V-NANDは、独自の「チャネルホールエッチング(Channel Hole Etching)」技術を活用し、ダブルスタック構造で業界最高の286層を実現した。特に今回のQLC第9世代V-NANDは、セル(Cell)とペリフェラル(Peripheral)の面積を最小化することで、前世代のQLC V-NANDに比べ約86%増加した業界最高レベルのビット密度を実現している。

サムスン電子は、新製品に「デザインドモールド(Designed Mold)」技術も適用した。「デザインドモールド」とは、