SKハイニックス、データセンター向け高性能SSD「PEB110 E1.S」開発

SKハイニックスがデータセンター向け高性能SSD(Solid State Drive)「PEB110 E1.S」(以下「PEB110」)を開発したと11日に発表した。

SKハイニックスは「AI時代が本格化する中で、HBM(High Bandwidth Memory)のような超高速DRAMはもちろん、データセンター向けSSDといった高性能NANDソリューション製品への顧客需要も増大している」とし、「この流れに合わせ、当社はPCIe* 5世代(Gen5)規格を適用し、データ処理速度と電力効率を飛躍的に改善した新製品を開発し、市場に投入することになった」と強調した。

* PCIe(Peripheral Component Interconnect express):デジタル機器のマザーボードで使用されるシリアル構造の高速入出力インターフェース。

SKハイニックスは以前に超高性能製品であるPS1010*を開発し、量産を開始している。PEB110の開発を通じて、より強固なSSDポートフォリオを構築し、多様化する顧客のニーズを満たすことが期待されている。

* PS1010:超高性能・大容量データセンター/サーバー向けSSDで、PCIe 5世代E3.S & U.2/3(フォームファクター規格)に基づく製品。

同社は現在、グローバルデータセンターの顧客と共にPEB110の認証作業を進めており、認証が完了次第、来年の第2四半期から製品の量産を開始し、市場に供給する計画である。

新製品に適用されたPCIe 5世代は、従来の4世代(Gen4)よりも帯域幅が2倍に広がり、これによりPEB110のデータ転送速度は