サムスン証券は20日、モルガン・スタンレーの報告書がきっかけとなったSKハイニックスの株価急落を過剰な売り状況と判断し、大規模な供給過剰の可能性は大きくないと指摘した。
サムスン証券のファン・ミンソン研究員は、「高帯域幅メモリ(HBM)が供給過剰なら、なぜNVIDIAがサムスン電子から追加で供給を受けようとするのか説明がつかない」とし、「また、汎用メモリが供給過剰の状況で、輸出が難しい中国が低迷している国内消費にも無理に増設するのは納得しにくい論理」と指摘した。
HBMの需要が期待値より弱く、中国のメモリ半導体企業の積極的な投資で汎用メモリの供給過剰がもたらされる可能性があるというモルガン・スタンレーの報告書に反論したものだ。
ファン研究員は「四半期2兆ウォンレベルの赤字を技術的限界と極端な規制、輸出が止まった企業が持続することは難しいと見るのが妥当だ」と強調した。
彼は「大規模な供給過剰の懸念は可能だが、可能性は大きくない」とし、