今年に入って半導体、ディスプレイなど韓国の主力産業分野で国家核心技術を含む産業技術の海外流出事件が15件発生したことが分かった。
22日、韓国産業通商資源部が国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会所属の共に民主党のイ・ジェグァン議員に提出した資料によると、今年の産業技術海外流出事件は計15件で、このうち3件は国家核心技術流出事件だった。
産業技術保護法は、「国内外の市場で占める技術的・経済的価値が高いか、関連産業の成長潜在力が高く、海外に流出した場合、国家の安全保障及び国民経済の発展に重大な悪影響を及ぼす恐れがある技術」を国家核心技術として規定し、特別管理する。
政府は30ナノ以下級DRAM技術、アモレッド(AMOLED-能動型有機発光ダイオード)技術を含め、半導体、ディスプレイ、電気電子、造船、原子力などの分野の70余件を国家核心技術に指定して管理する。
今年の海外流出事件を分野別に見ると、半導体とディスプレイがそれぞれ5件で最も多かった。このほか、造船で4件、自動車で1件の流出事件が発覚した。
産業通商資源部と情報機関が集計する統計上、産業技術の海外流出事件は増加傾向にある。
2019年に14件にとどまった産業技術海外流出事件は、