【Tech briefing】韓国はバッテリーキャズムからの脱却困難か 日本と同じ轍を踏むな

出所:聯合ニュース(9月24日)

・電気自動車市場の一時的な需要停滞(キャズム)に直面している韓国のバッテリー業界は、低迷状態からの脱却が難しいとの見方が出ている。

・韓国産業銀行のカン・ソクフン会長は、24日にソウルの韓国科学技術会館で開かれた二次電池専門会議「KABC 2024」で、「バッテリー産業のキャズム問題は、米国の金利が下がったり、電気自動車の充電ステーションが増えたりしても、簡単には解決されない」と述べた。また、米国や欧州連合(EU)が国家戦略として電気自動車の普及速度を調整すれば、キャズムが長期化する可能性があるとも指摘した。

・特にカン会長は、日本のバッテリー産業の衰退に言及し、「現在の韓国バッテリー産業が直面している状況は、2010年代の日本と似ている」と述べ、日本と同じ轍を踏まないための努力が必要だと強調した。日本は1990年代にリチウムコバルト系(LCO)電池の商業化に成功し、