LG化学(051910)は、温度が上がると電流を遮断し、電気自動車のバッテリー火災を初期段階で防ぐ新素材の開発に成功した。
「熱暴走抑制素材」を開発したLG化学のCTO傘下の基盤技術研究所研究チーム
LG化学は1日、最高技術責任者(CTO)傘下の基盤技術研究所研究チームが熱暴走を抑制する温度応答性の「安全性強化機能層」(以下、熱暴走抑制素材)を開発したと発表した。
この研究成果は、世界的な学術誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』の9月号にオンラインで掲載された。
LG化学は、ポハン科学技術大学のバッテリー工学科教授研究チームとの共同研究を通じて素材の解釈を行い、LGエナジーソリューションが安全性検証に参加したと伝えた。
今回開発した熱暴走抑制素材は、温度に応じて電気抵抗が変わる複合物質で、