韓国がハイテク技術で麻薬を検知へ 国産化したX線検索装置を来月投入

韓国政府は、麻薬類の選別が可能な小型貨物検索用のX線装置など、関税現場で使用する高度な機器を国産化し、来月から本格的に投入する。

科学技術情報通信部と関税庁は、31日にソウルで「科学技術を活用した関税行政の革新成果物」を実演し、業務協約を締結。

両省は、通関管理や密輸・不正行為の取り締まりのために「関税行政現場に適した技術開発1.0事業」を2021年から推進し、7つの技術を開発。

代表的な成果として、韓国原子力研究院が麻薬などの低密度物質を正確に選別できる小型貨物検索用複合X線装置を国産化。

この装置は、従来の透過型方式に加えて散乱方式を導入し、読み取り能力を向上させた。来月から釜山国際郵便センターに試作機を設置し、実際の郵便物の判読性能を検証予定。

また、公共機関用の小型手荷物検索装置も国産化し、外国製装置の代替が期待されている。

空港に設置されたCCTVを通じて、