低温でのみ動作する従来の水素燃料電池の限界を超え、高温でも動作する燃料電池の核心素材が開発された。 今回の研究結果は、7月に国際学術誌『ネイチャーエネルギー』に掲載された。
韓国科学技術研究院(KIST)は、イ・ソヨン水素・燃料電池研究団責任研究員とナム・ソクウ清浄水素融合研究所長の研究チームが、キム・ヒョンジュン韓国エネルギー工科大学教授の研究チームと共同で、250度以上の高温で動作できる燃料電池膜電極接合体(MEA)を開発したと30日発表した。
MEAは電解質膜と電極が結合した構造で、燃料電池で電気を生成する役割を担っている。
現在、自動車などに活用されている商用水素燃料電池は約80度の低温で動作するのが限界とされている。高温で動作するほどシステムのサイズを縮小し、