人間の体に取り付けることで、光だけで健康状態をモニタリングできる、髪の毛の太さの20分の1の超薄型センサーが開発された。(論文詳細は記事末尾に掲載)
韓国科学技術研究院(KIST)は、センサーシステム研究センターのイ・ウォンリョン主任研究員、量子技術研究団のハン・ジェフン主任研究員、バイオマテリアル研究センターのチョン・ホジョンセンター長を中心とする共同研究チームが、厚さ4マイクロメートル(㎛、100万分の1m)の超薄型基板上で、人間の健康状態に関連するさまざまなバイオマーカーを光の強さで観察できる技術を実現したことを14日に発表した。
健康モニタリングのために開発されるウェアラブル(着用型)センサーは、薄いほど取り付けが容易でよく曲がるが、実際には無線通信システムなどが必要であり、そのため厚さが1mm以上に増すという問題があり、活用が難しかった。
これに対し、研究チームは、バイオマーカーの濃度に応じて変化するトランジスターの電流がマイクロ発光ダイオード(μLED)の明るさを調整する方式で、