現代自動車(ヒュンダイ)の初の大型電気スポーツユーティリティ車(SUV)「アイオニック9」(IONIQ9)が遂にベールを脱いだ。
現代自動車は20日(現地時間)、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス(LA)のゴールドスタインハウスでワールドプレミアを開催し、アイオニック9の登場を全世界に知らせた。
アイオニック9は、現代自動車の電気自動車ブランド「アイオニック」の3番目のモデルであり、大型SUVとしてブランドのラインアップを拡充する一方、先行モデル「アイオニック5」「アイオニック6」の成功を受け継ぐ決意を示している。
現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)社長は、「アイオニック9は、電動化転換に対する現代自動車の揺るぎない意志と自信を込めている」と述べ、「電気自動車専用プラットフォームE-GMPを基盤に実現した卓越した空間競争力を通じて、顧客に差別化された価値を提供し、グローバル電気自動車市場でのリーダーシップを強化する」と語った。
アイオニック9は、22日に開幕するLAオートショーで一般客と初めて対面する予定で、来年初めに国内販売が開始され、アメリカやヨーロッパなどの海外市場にも展開される予定だ。
◇ ボートを模した外観…空気抵抗を最小化
アイオニック9の外観は、空気抵抗を最小限に抑えるボートの流線型のデザインからインスピレーションを得ている。
主要な角部分と屋根ラインは滑らかな曲線で処理され、エアロステティック(Aerosthetic)なシルエットが生み出された。エアロステティックは、エアロダイナミック(Aerodynamic・空気力学)とエステティック(Aesthetic・美学)の合成語である。
ボートの船尾形状が取り入れられた後部は、空気の流れをスムーズにし、