韓国研究陣、水を利用した工法でリチウム二次電池の寿命が7.5倍に…国際学術誌の表紙論文に

韓国科学技術院(KAIST)のキム・イルドゥ教授チームは、アジュ大学のイ・ジヨン教授チームと共同で、水を利用した環境に優しい方法でリチウム金属の保護膜を製造し、リチウム二次電池の寿命を画期的に延ばすことに成功したと2日に発表した。(※論文名など詳細は記事末尾に掲載)

リチウムはリチウム二次電池の次世代負極素材として注目されている。

現在、負極として最も広く使用されている素材は黒鉛だが、エネルギー密度が低く、理論容量が小さいため、リチウム金属が最も理想的な負極材料とされている。

ただし、充電過程で負極表面に生成されるデンドライト(樹枝状結晶)は、寿命を低下させる原因となり、火災を引き起こすリスクがある。

デンドライトの成長を抑制するために、リチウム金属表面に保護膜を施し、リチウム金属と電解液の界面を作る保護膜技術についての研究が活発に進められている。

研究チームは、高価な材料を使うことなく、