韓国研究チーム、廃棄物から希土類を回収するカプセルを開発 国際学術誌に掲載

韓国研究財団は11日、韓国科学技術研究院(KIST)のチョン・ギョンウォン責任研究員とソウル大学のイ・チャンハ教授の共同研究チームが、廃棄された永久磁石から希土類金属を効率的に回収できる素材を開発したと発表した。

希土類はスマートフォンやコンピュータなどの電子機器、電気自動車の製造など、先端産業に不可欠な鉱物であるが、特定の国に埋蔵が集中しており、安定した供給網の確保が急務とされている。

近年、多孔性物質である金属有機構造体(MOF)を用いて、廃棄された永久磁石などの廃棄物から希土類元素を吸着する技術が注目されているが、ナノ粉末の形態で合成されるため、大規模な製造が困難であるという限界があった。

MOFを大型化するための成形技術が活発に研究されているものの、