韓国原子力研、原子力分野に特化した人工知能巨大言語モデル「アトミックGPT」を公開

韓国原子力研究院は、世界初となる原子力分野に特化した人工知能の大規模言語モデル(LLM)「アトミックGPT」(AtominGPT)を開発し、オープンソースプラットフォーム「ハギングフェイス」に公開したと11日に明らかにした。

研究チームが開発したアトミックGPTは、それぞれ80億個と700億個のパラメーター(AIモデルの性能を示す指標で、多いほど性能が高い)を持つ2つのバージョンで構成されている。小規模バージョンは軽量かつ迅速な利用を目的とし、大規模バージョンは難易度の高い質問に対応するために用いられる。

このモデルは、原子力分野に特化するため、大量の一般知識、公開論文、辞書、規定集、報告書などを学習データとして活用した。特に、10年以上にわたり原子力研究開発を担当してきた専門家が語彙や指示文を加工し、実用性を高めている。

韓国原子力研究院が独自に開発した性能評価基準によると、アトミックGPTは、メタの「LLaMA3.1」やアリババの「Qwen-2.5」などの商用AIモデルと比較して、