韓国電気研究院が開発した正極性落雷を防ぐ新技術、国際学術誌に掲載

韓国電気研究院(KERI、以下「電気研」)は16日、電気環境研究センターのウ・ジョンミン博士の研究チームが、冬季に海上風力発電所で頻繁に発生する「正極性落雷」の被害を防ぐ技術を開発したと発表した。

電圧に正極(+)と負極(-)があるように、落雷にも正極性(+)と負極性(-)が存在する。雲が正の電荷を帯び、地面が負の電荷を帯びる場合に正極性落雷が発生する。一方、その逆では負極性落雷が発生する。落雷の90%は負極性である。

電気研の研究チームが正極性落雷の被害を防ぐために、端に新しく設計した水雷部が青い丸で表示されている。(画像:電気研提供)

正極性落雷は発生確率が低いものの、雲の高度が低下する冬季に主に発生する。しかし、正極性落雷は電流が非常に強いため、大事故につながる可能性が高い。タワーの高さが高く、周囲に他の構造物がほとんどない海上風力発電機は、落雷に非常に脆弱である。

風力発電機の風車ブレードには、