韓国半導体輸出の新たな潮流:中国依存から脱却し、米・台湾・ベトナムへ

最近数年にわたる中国向け半導体輸出依存度の低下に伴い、アメリカ、台湾、ベトナムへの輸出比率が増加し、韓国の半導体輸出地形が大きく変化していることが分かった。

米中の「半導体戦争」が引き起こした世界市場の再編や、AI革命をリードするアメリカの半導体需要の急増、主要なグローバルIT製造企業の脱中国の流れなど、時代の潮流が韓国の半導体輸出地形に影響を与えているとの分析が出ている。

5日、韓国産業省(産業通商資源部)と韓国貿易協会(KITA)によると、2024年の半導体輸出額は1419億ドルに達し、歴代最大を更新した。

最近数年間の輸出地域別比率を見ると、伝統的に輸出比率が大きかった中国への依存度は大幅に下がった。その代わりに、アメリカ、台湾、ベトナムへの比率は増加した。

まず、中国と香港を合わせた比率は2020年の61.1%から昨年(1~11月)は51.7%に9ポイント以上低下した。

中国と香港を分けても、中国の比率は40.2%から33.3%に、香港の比率は20.9%から18.4%に減少した。

業界では、中国の特別行政区である香港へ輸出される半導体の大部分が再輸出形態で中国に入ると見ている。

アメリカへの輸出比率は2020年の7.5%から2024年には7.2%にほぼ同じ水準を維持している。

ただし、最終顧客であるエヌビディア向けの高帯域幅メモリ(HBM)が輸出される台湾を含めると、