サムスン電子2024定期役員人事（全文訳）

サムスン電子は29日、副社長、常務、フェロー(Fellow)、マスター(Master)に対する2024年定期役員人事を発表した。以下に全文訳を掲載する。

サムスン電子は副社長51人、常務77人、フェロー1人、マスター14人など計143人を昇進させた。
※22.12月時の昇進：合計187人(副社長59、常務107、フェロー2、マスター19)

サムスン電子は、グローバル経営環境の不確実性を克服し、持続的な未来成長基盤を構築するための昇進人事を実施した。持続的成長のためのリーダーシップ基盤を拡大し、未来の成長動力を強化するため、S/Wと新技術分野の人材を多数昇進させた。若いリーダーと技術人材の登用による世代交代も加速させた。

サムスン電子は、経営成果と成長可能性を備えたリーダーを副社長に昇進させ、将来の持続的成長のための基盤を強化した。

内外的に不確実な経営環境の下、事業の競争力を強化し、今後持続的に成長させていくリーダーを多数起用した。

（以下、昇進名簿）

DX部門 VD事業部 Micro LEDチーム長 ソン・テヨン副社長(51歳)
-豊富なDTV開発経験を基に事業部の主力製品の商品化に貢献し、Micro LED TV、8K、QLEDなどプレミアム製品の開発を成功裏にリード。

DX部門 MX事業部 スマートフォン開発2チーム長 キム・ソンウン副社長(53歳)
-Galaxy Sシリーズ、フォルダブルなどサムスン電子の主力製品のH/W開発を主導し、新規技術発掘に貢献し、モバイルビジネスの成長を牽引。

DX部門 DA事業部 Air Solution開発グループ長 イム・ソンテク副社長(53歳)
-機械/電気/電子融合複合技術を保有する部品開発の専門家として、エアコン、空気清浄機などのエコ/プレミアムラインアップ製品開発に貢献。

DS部門メモリ事業部 Flash設計2チーム長 カン・ドング副社長(47歳)
-Flash製品設計の専門家として世界最高容量/信頼性の第8世代VNANDの開発及び事業化を主導し、第9世代VNAND開発のための回路要素技術の確保に貢献。

DS部門S.LSI事業部製品技術チーム長 キム・イルリョン副社長(49歳)
-Logic工程技術の専門家として設計・工程最適化を通じた先端工程の安定性確保、歩留まり改善などでS.LSI製品の競争力強化に寄与。

サムスン電子は、S/W革新を主導してきたS/W専門家と次世代新技術分野の優秀人材を多数昇進させ、未来の核心成長動力を確保しようとしている。

DX部門CTO Samsung Research AI Methodsチーム長 イ・ジュヒョン副社長(51歳)
-AIアルゴリズムの設計専門家として自己生成型言語/コードモデルの開発をリードし、先行研究と戦略方向の策定を主導し、製品とサービスの競争力強化に貢献。

DX部門MX事業部Displayグループ長 ヤン・ビョンドク副社長(52歳)
-ギャラクシースマートフォンのパンチホール、UDC、屋外視認性改善技術を実装し、フォルダブルにS-Penソリューションを適用するなど、ギャラクシーフォールドシリーズの大衆化に貢献。

DS 部門 CTO 半導体研究所 次世代工程開発室長 ヒョン・サンジン副社長(51歳)
-次世代半導体工程開発の専門家としてLogic製品の微細工程確保を主導し、世界初のGAAを適用した3ナノ製品の量産化に貢献。

DS部門 S.LSI事業部 CP S/W開発チーム キム・ビョンソン常務(47歳)
-Modem S/Wの専門家としてModAP、Thin Modem S/Wの適時開発及び衛星通信ソリューションの確保などを通じてModem事業の競争力向上に貢献。

成果を創出し、成長可能性を備えた30代常務・40代副社長を抜擢し、若い役員を多数抜擢した。

DX部門生産技術研究所スマートファクトリーチーム長 パク・テサン副社長(48歳)
-折りたたみ式などの戦略製品に適用された部品開発及び技術高度化に貢献し、製造/物流/ロボット自動化及び知能化をリードし、事業成果に貢献。

DX部門 MX事業部 スマートフォン開発1グループ ソン・ワンイク常務(39歳)
-H/W開発の専門家としてギャラクシーSシリーズの先行開発をリードし、革新技術及び特許技術を多数確保し、製品競争力強化に貢献。

DS部門メモリ事業部 DRAM PA1チーム パク・セグン副社長(49歳)
-DRAM製品工程Integrationの専門家として微細工程の量産性確保を主導し、世界初の12ナノ級DRAM量産及び現存最大容量のDDR5開発に貢献。

DS 部門 CTO 半導体研究所 Flash工程開発チーム ファン・ヒドン副社長(49歳)
-DRAM/Flash Module工程開発の専門家として技術限界克服のための新工程開発、不良改善などを通じて第9世代Vナンドの完成度向上に貢献。

多様性を備えた革新的な組織文化を構築し、グローバル企業としての競争力強化のため、女性及び外国人の昇進登用基調を維持した。

DX部門 MX事業部 Framework開発チーム長 チョン・ヘスン副社長(48歳)
-ギャラクシースマートフォンの最適S/Wソリューションを企画/開発し、製品の完成度を高め、ユーザー環境に合わせた機能であるGood Lockなどを開発し、製品の差別化に貢献。

DX部門グローバルマーケティング室 D2CセンターOperationグループ長 ソン・ムンギョン常務(46歳)
-リテール戦略企画の専門家としてグローバル店舗で製品展示及び顧客体験の完成度を高度化し、ブランド価値向上とリテール競争力強化に貢献。

DX部門VD事業部次世代UXグループ長 イ・ヨンア常務(40歳)
-UX専門家としてAIに基づいた未来スクリーンUXの具体化、Micro LED TV用大型ホームエンターテイメントUXの開発などを通じてプレミアム製品群の差別化に貢献。

SAIT Synthesis TU Lead チョン・ジョンエ副社長(50歳)
-ナノ素材合成及び表面制御の専門家として環境にやさしいQuantum Dot素材開発を主導し、QD Display特性改善及び次世代素材合成技術の確保に貢献。

DX部門 CTO Samsung Research 6G研究チーム長 Charlie Zhang(チャーリー・チャン) 常務(50歳)
-世界初の5G超高周波データ伝送に成功し、インテリジェントアンテナ技術コンセプトを開発して事業化を牽引するなど、次世代通信技術を確保。

DS部門SSIR研究所長 Balajee Sowrirajan(バラジ・ソウリラジャン) 副社長(54歳)
-Digital回路設計およびSystem S/Wの専門家としてSSD、SOCなど主要ソリューション製品の海外研究開発適時支援を通じて製品競争力強化に貢献。

サムスン電子は、’24年定期役員人事を通じて経営陣の人事を終え、近く組織改編と補職人事を確定して発表する予定だ。

副社長昇進
カン・ドンフン カン・テウ キム・ソンウン キム・ピョンジン キム・ヒョムロ
パク・テサン バ・イルファン ペク・ジョンス ソ・ボチョル ソン・テヨン
シム・ジェヒョン ヤン・ビョンドク ヨ・テジョン ユ・クンソン ユン・ヨンジョ
ユン・ジュハン イ・スンヨプ イ・ジェヒョン イ・ヒョンウ イム・ソンテク
チョン・ジングク チョン・ヘスン チョ・ソンフン チャ・ギョンファン チェ・ドンジュン
チェ・スン ホン・ギョンソン ファン・インチョル

常務昇進
コ・ヒョンモク クァク・ウォンギュン キム・ギョンテク キム・ボムジュン キム・サンヒョン
キム・スヨン キム・ジェグァン キム・ジョンヒョン キム・ジョンヒョン キム・ハンジョ
ナ・ウォンマン ミョン・スンイル ムン・ジュンギ パク・サンヨン パク・ヨンミン
パク・ウンジュン パク・ヒョンシン パク・ファンホン バ・ユンス ペク・ヘソン
ソ・ヒョンソク ソン・ワンイク ソン・ムンギョン シン・ビョンム アン・ヨンモ
ユン・ギヨン ユン・ソンヒョン イ・ギョンジェ イ・ギュチョル イ・ミョンジェ
イ・ソンウン イ・スンファン イ・ヨンア イ・ジェホ イ・テホ
イ・ヒョンス イム・ユンモ チャン・ギョンモ チョン・ジョンミン チョン・ソクヒ
チョン・セファン チョン・ジンヒ チョン・ホンウク チョ・ギョンス チョン・ホンムン
チェ・ミョンジン チェ・ミンギ チェ・ミョンソン チェ・ヨンホ チェ・ウォンソ
チェ・ジョンミン ハン・ソククン ホ・ジョンチョル Charlie Zhang

Master 選任
キム・セヒョン ヤン・チルリョル イ・ジェジュン チョン・ジョンナム ホン・テファ

副社長昇進
カン・ドング カン・ソクチェ キム・ドンウク キム・ソンファン
キム・ジュンジョン パク・サンギョン パク・セグン ソ・ウォンジュ ソン・ドギョン
オ・ジェギュン ユン・ハリョン イ・スンジェ イ・ジョンサム イ・ジョンホ
イ・ハングァン チョン・シンエ チョ・ハクチュ ピョン・ジョンウ ヒョン・サンジン
ファン・ワング ファン・ヒドン Balajee Sowrirajan

常務昇進
クォン・ギソン キム・ビョンスン キム・ソクヨン キム・インチョル
キム・テヨン キム・ヒョムオク キム・ヒヒョル ナム・ドクウ ムン・ソクジン
ムン・テホ パク・サンウク ソン・ジョンウ ウ・ジュンミョン ウ・ヒョンス
ユン・サンヨン イ・ミョンジュン イ・ビョンヒョン チョン・ジョンフン チョン・チュンファ
チョ・グンフィ チェ・ジョンギュン チェ・ヒョソク

Fellow 選任
Shigenobu Maeda

Master 先任
キム・ラクファン キム・テゴン パク・チャンミン ソン・ユチャン シム・ジヘ
イ・チャンミン イ・チァンユン イ・チョンヤン チョン・ジェフン ジ・デヒョン