[Tech briefing]AMDの次世代AIチップ、サムスンHBM3Eの搭載が有力か

出所:THE ELEC(2024年6月3日付)

- AMDは3日、次世代人工知能(AI)半導体「MI325X」を発表した。

- 韓国の半導体業界では、サムスン電子が今年上半期から量産中の第5世代高帯域幅メモリ(HBM)12段製品がAMD 325Xに搭載されると予想している。

- MI325Xは288GB容量のHBM3Eが搭載される。インターポーザーなどの面積を考慮すると、最大8個のHBMが搭載されると予想される。

- 業界関係者は現在、CoWoS-Sを通じて最大8個のHBMを実装することができ、12個のHBMを実装するためにはCoWoS-Lを考慮しなければならないと説明した。

- サムスン電子は上半期からHBM3E 12段製品を量産しており、これがMI325Xに搭載される可能性が高い。

- AMDは2025年にMI350、2026年にMI400を発売する計画を発表した。MI350にもHBM3E 288GBが搭載される予定だ。

- 2026年に発売されるMI400にはHBM4が搭載されると予想される。

- 業界関係者によると、サムスン電子のHBM最大の顧客はAMDだという。サムスン電子のHBM量産ロードマップは、AMDのAI半導体ロードマップに合わせている。

- サムスン電子は、MI325XにHBM3E 12段製品が搭載されるのかという記者の質問に返答を避けた。

※サムスンによるAMDへのHBM供給予想は、他にも韓国の複数紙が伝えている。

(参考記事:[Tech briefing]サムスンのHBM、エヌビディアの試験不合格?・・・サムスン側は反論
(参考記事:[Tech briefing]サムスン電子、米AMDに4600億円規模のHBMを供給へ
(参考記事:証券社「ドゥサン、エヌビディアのAIサーバー向け納品本格化で株価上昇へ」