証券社「ドゥサン、エヌビディアのAIサーバー向け納品本格化で株価上昇へ」

大台証券は28日、ドゥサン(doosan.com)[000150]が今年下半期に電子BG(ビジネスグループ)事業部門の価値が大きくなるとし、目標株価を19万ウォンから25万ウォンに32%上方修正した。

今年下半期からNVIDIAの人工知能(AI)サーバー向けへの銅箔積層板(CCL)納品が本格化することを考慮したものだ。

ヤン・ジファン研究員はこの日の報告書で、「ドゥサンは今年下半期からN社(NVIDIA)のAIサーバー向けCCL納品のための品質検証テストを行い、今年下半期からNVIDIAのB100製品に単独で納品することが知られている」とし、「第1四半期から半導体用CCLの売上が増加し、電子BG部門の営業利益率が回復したが、N社向け製品の納品が本格化すれば、外形拡大及び収益性改善に大きく貢献するだろう」と分析した。

そのうえで、「2025年までは生産施設の増設なしにN社向けCCLの物量対応が可能」とした。

ヤン研究員は、ドゥサン電子BG事業部門の価値を1兆8千億ウォン(約2080億円)と推定した。

彼は、ドゥサンエナビリティが米国最大のSMR設計会社であるニュースケールパワーが推進中のSMR建設プロジェクトに原子炉、蒸気発生器チューブなどを受注したことと関連し、「ニュースケールパワーは3.5世代SMR VOGYRモデルを開発し、ドゥサンとサムスン物産が持分参加したことがある」とし、「SMR市場が開花すれば、関心が高まるだろう」と展望した。