過去1年間、韓国内の売上高上位500社のうち42社が入れ替わったことが分かった。
サムスン電子[005930]と現代自動車[005380]が売上高1、2位を並んだ中、起亜自動車[000270]が3位に躍進し、GSカルテックスは「トップ10」に新規参入した。
10日、企業データ研究所のCEOスコアによると、金融監督院の電子公示システムなどに財務情報を公開した国内企業を対象に2022年の売上高基準で国内500大企業を選定した結果、2021年と比較して42社が変更された。
CEOスコアの当該調査結果原文URL:https://www.ceoscore.co.kr/bbs/board.php?bo_table=press_release&wr_id=702
500大企業の昨年の総売上高は4千60兆2千438億ウォン(約415兆円)で、前年(3千283兆3千329億ウォン)より23.7%増加した。一方、営業利益は236兆88億ウォン(24兆円)で前年(280兆6千842億ウォン)比15.9%減少した。
500大企業に入るための売上下限は1兆3千86億ウォン(約1300億円)で2021年(1兆973億ウォン)比19.3%高くなった。
このため、昨年売上高1兆ウォンを超えたが、500大企業に含まれなかった企業が141社もあった。
500大企業に新規参入した企業は、ポスコとSKオン、韓国競馬協会、L&F[066970]など42社で、1年前(39社)より3社多かった。
韓国海洋振興公社、京畿住宅都市公社、富榮住宅、シーゼン[096530]、MDMプラス、シンヨンなど6社は売り上げが1兆ウォン以下に減少し、脱落した。ハンファ建設、ロッテフードなど合併で消滅した企業も5社だった。
業種別では石油化学が49社で最も多かった。自動車・部品と流通業種がそれぞれ44社で2位。建設・建材(37社)、IT・電気電子(35社)、飲食(31社)、保険(29社)などの順に続いた。
企業別では、サムスン電子と現代自動車がそれぞれ売上高302兆2千314億ウォン(約30兆円)、142兆5千275億ウォン(約14兆円)で不動の1、2位を占めた。
売上高86兆5千590億ウォンを記録した起亜自動車が5位から3位に躍進し、注目を集めた。起亜の売上高急増で、昨年の現代車と起亜の合計売上高は229兆866億ウォンで、サムスン電子の75.8%まで上昇した。
続いてLG電子[066570](83兆4千673億ウォン)、韓国電力公社(71兆2千579億ウォン)、ハンファ(62兆2千784億ウォン)の順に続いた。
GSカルテックス(58兆5千321億ウォン)は前年より5ランク上がった7位、メリッツ証券(57兆376億ウォン)も24ランク上がった8位にランクインした。SKトレーディングインターナショナル(9位-54兆4千557億ウォン)とハナ銀行(10位-53兆6千672億ウォン)も「トップ10」に入った。
一方、8位だったSKハイニックス[000660](44兆6千216億ウォン)は17位に9ランク下がり、LG化学[051910](51兆8千649億ウォン)も9位から12位に後退した。10位だった現代モービス[012330](51兆9千63億ウォン)は11位に後退した。
順位が最も上昇した企業は、昨年大宇建設[047040]を買収した中興土建(326位→75位)だった。中興土建の昨年の売上高は11兆1千65億ウォンで、前年比528.4%急増した。
バッテリー陽極材の生産能力を大幅に増やしたエコプロビーエム[247540](383位→149位)と米国化学メーカーのクレイトンを買収したDLケミカル(356位→169位)をはじめ、韓国証券金融、GSP、サムスンバイオロジックス[207940]、大成産業[128820]、ハンファエナジー、韓国ファイザー製薬の順位が100ランク以上上昇した。
一方、順位が最も多く下落した企業はヒソン触媒(119位→497位)だった。
SKイノベーション[096770](157位→349位)はSKオン分割などで、コロングローバル[003070](139位→270位)はコロンモビリティグループ[450140]分割でそれぞれ順位が大きく下落した。
韓国金取引所スリーエム、ヒソンピエムテック、ソウル住宅都市公社、大宇エイテック[002880]、新英証券[001720]、イベスト投資証券[078020]、ポスコホールディングス[005490]なども100ランク以上下落した。