韓国UNIST「バッテリー火災予防する不燃性半固体電解質を開発」

バッテリー火災を効果的に抑制できる「不燃性半固体電解質」を韓国の研究陣が開発した。

蔚山科学技術院(UNIST)は、エネルギー化学工学科のソン・ヒョンゴン教授と韓国化学研究院精密化学研究センターのチョン・ジョンヒョン博士、韓国エネルギー技術研究院蔚山次世代電池研究開発センターのキム・テヒ博士の共同研究チームが、バッテリー内で分子結合が可能な不燃性高分子半固体電解質を開発したと17日明らかにした。

※UNISTの当該発表文全文(ハングル):https://news.unist.ac.kr/kor/newsletter/20231017/

UNISTによると、バッテリー火災は外部要因や内部短絡で内部に熱が蓄積され、電解質とアノードが分解され、化学的ラジカル連鎖反応が進行して熱暴走が起きながら発生する。

ラジカルは一つの電子を持つ原子または分子で、非常に不安定で化学的反応性が高い。