韓国がEVの核心素材・ネオジムを国産化へ…工場が竣工 中国依存から脱却狙う

電気自動車(EV)の駆動モーターの核心素材である希土類(レアアース)永久磁石が韓国内で生産される。

韓国産業省(産業通商資源部)は27日、電気自動車駆動モーターの核心素材であるネオジム系希土類永久磁石を生産するソンリム先端産業(STAR GROUP IND.CO.,LTD.)の大邱玄風工場が同日竣工され、ネオジム永久磁石が韓国内で初めて生産されることを明らかにした。

※韓国産業省の当該発表文(ハングル):https://www.korea.kr/common/download.do?fileId=197503045&tblKey=GMN

希土類の一種であるネオジムは強力な磁力を持ち、モーター製品の小型化、軽量化、高効率化を実現するために必須の素材として使われる。電気自動車の80%以上がモーターにネオジムを主軸とした希土類永久磁石を使用している。一般的に電気自動車1台の駆動モーターに約1.6kgが入る。