LG化学、米GMに3兆円規模の正極材を供給…”電気自動車500万台分”

LG化学が米国1位の自動車企業であるゼネラルモーターズ(GM、General Motors)と25兆ウォン規模の大型正極材供給契約を締結した。米国テネシー州の正極材工場を中心に現地サプライチェーンを構築したLG化学は、GMとともに北米市場での協力を強化していく計画だ。

LG化学は7日、ソウル汝矣島(ヨイド)のLGツインタワーでGMと正極材供給契約を締結したと明らかにした。今回の契約でLG化学は2035年まで最低24兆7,500億ウォン(約2.8兆円)規模の正極材をGMに供給する。

両社が取引する正極材の量は50万トン以上になる見通しだ。正極材50万トンは、高性能純粋電気自動車(EV、500km走行可能)約500万台分のバッテリーを作ることができる量だ。

先に2022年7月に正極材の長期供給のために包括的に合意した両社は、今回の供給契約で協力を強化し、合意量の一部を具体化した。