現代自動車スターリアが独専門紙で2年連続「最高のバン」に…トヨタ車制す

現代自動車の多目的車(MPV)「スターリア」がドイツで「最高の輸入バン車」に選ばれた。 2年連続の受賞だ。

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スターリアは最近、ドイツの3大自動車専門誌の一つであるアウトモト・ウントシュポート(Auto Motor und Sport)紙において、読者が選んだ輸入バン部門で「最高の車」に選ばれた。最終候補15モデルに対し計10万1550人の読者が直接投票を行った結果だ。

※現代自動車の当該発表報道資料:https://www.hyundai.co.kr/story/CONT0000000000076762

スターリアは輸入バンのうち25.2%の圧倒的な支持を得て1位になった。同部門2位を占めたルノー・トラフィック(11.8%)と比較しても2倍以上の得票差となっている。他部門で2位との格差がここまで開いたのはスポーツカー部門のポルシェ911が35.3 %の投票率で1位(2位はメルセデス-AMG ONE、9.0%)を記録しただけだった。

輸入バン部門でスターリアと競ったのはルノー・トラフィックとチャングー、プジョーeトラベラー、トヨタ・プロエースベルソなどだった。 超小型バンであるルノー車を除けば、すべてスターリアと同様のサイズのモデルだ。この他にもプジョー、シトロエン、フィアット、日産ブランドの様々なバンモデルがリストに名を連ねた。

STARIA/HYUNDAI

スターリアは現代車が22年ぶりに発売したスターレックスの後継モデルだ。ドイツ市場では2021年に発売された。

スターリアは宇宙船に似たデザインと広い室内空間で人気を集めている。車両後部に広いガラスを適用し、パノラミックウィンドウをつけて未来志向的なイメージを演出して顧客満足度を高めた。 地上から車の床まで高さを下げ、室内の高さを1379mmまで確保したという点も人気要因に挙げられる。

パワートレインは2.2リットルディーゼルVGTエンジンとスマートストリーム3.5リットルガソリンエンジンの2つが搭載されている。 ディーゼルエンジンは6段手動または8段自動変速機と組み合わせて最高出力177馬力、最大44kgf-mトルクの性能を出す。 ガソリンエンジンの場合、8段自動変速機と組み合わせ、最高出力272馬力、最大33.8kgf-mトルクを提供する。

STARIAの室内/HYUNDAI

現代自動車は16日報道資料を通じて「現代車の未来モビリティビジョンを盛り込んだスタリアがドイツの消費者から2年連続最高の輸入バンとして認められたということは現代車の未来戦略が肯定的に認識されているという意味でもある」と強調した。

続けて「さらに今回の受賞は現代自動車グループ次元で2025年から本格的に披露するPBVに対しても肯定的な期待感を助成できる原動力として作用するだろう。 今後登場する現代車グループの多様なカスタマイズされたモビリティと一緒にする生活がどれほど楽しいか期待する理由は十分だ」と述べている。

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