米連銀声明25年分読み込み取引タイミング知らせるAIが登場…海外紙報じる

米国最大銀行JPモルガン・チェースは26日(現地時間)、米中央銀行連邦準備制度(Fed-FRB)の声明を解釈し、取引シグナルを知らせる人工知能(AI)モデルを公開した。

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韓国聯合ニュースはブルームバーグ通信の報道をもとにと、同社のエコノミストたちがFRBの政策基調などを把握するためにAIチャットボット「チャットGPT」ベースの言語モデルを使用して、過去25年間に発表されたFRBの声明と総裁の演説などを分析し、「緩和」から「抑制」まで格付けした「ホーク-ダブ指数」(Hawk-Dove Score)を作成したと伝えた。

エコノミストたちはこの指標を様々な資産運用のパフォーマンスと比較した結果、政策の変化を予測するのに役立つだけでなく、取引に必要なシグナルも教えてくれることを確認したという。

例えば、このモデルが連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会議でFRBの関係者のタカ派的な基調が増加することを示した場合、次の政策声明はよりタカ派的になり、1年満期国債利回りが上昇した。

このモデルは、FRBの声明と演説などを分析し、現在のタカ派的基調が持続していると評価し、ブルームバーグの調査でもエコノミストの予測値の中間値によると、FRBは来週開かれる定例会議で基準金利を0.25%ポイント引き上げ、5.25%まで引き上げると予想された。

この指数は、欧州中央銀行(ECB)と英国の中央銀行であるイングランド銀行(BOE)に適用することができ、近いうちに全世界の30の中央銀行に適用範囲を拡大すると予想される。

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