生成型人工知能(AI)チャットGPT開発会社のOpenAIが、米国のある団体から最近発売された大規模AI言語モデル(LLM)GPT-4と関連して告発された。
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30日(現地時間)、複数の外信や韓国各紙によると、米国の非営利団体である「人工知能及びデジタル政策センター」(Center for AI and Digital Policy-CAIDP)は同日、連邦取引委員会(FTC)にOpenAIを告発した。
CAIDPの告発文(PDF):https://www.caidp.org/app/download/8450182663/PRESS-CAIDP-OpenAI-FTC-Complaint.pdf?t=1680174583
この団体は、GPT-4の商業行為がAIの不公正で欺瞞的な営業行為を禁止したFTC法とAIに対する指針に違反したと主張した。
GPT-4は、OpenAIが最近発表した大規模AI言語モデル(LLM)の最新バージョンで、マイクロソフト(MS)などが自社製品に搭載している。
CAIDPは「GPT-4は偏向的で欺瞞的であり、個人情報保護と公共安全に脅威を与える」とし、「透明・公正・健全でなければならないというAI基準を満たしていない」と強調した。
その上で、GPT-4発売が米国とグローバル規制に違反したかどうかについての調査を促す一方、今後GPT製品が発売される前に、これを独立的に評価できる方法をOpenAIが策定するよう要求しなければならないと強調した。
ただし、この団体はGPT-4が偏向的で欺瞞的であると主張したことについて詳しく説明しなかった。
しかし、今回の告発は、FTCが急成長しているAI産業を調べると明らかにした直後に行われたもので、実際の調査かどうかが注目される。
ブルームバーグ通信によると、リナ・カーンFTC委員長は今週の会議で、AI分野が主要テックプラットフォームによって支配されないようにAIの発展に注目していると述べた。
CAIDPのマーク・ローテンバーグ会長は以前、GPT-4を上回るAIシステムの開発を6ヶ月間中断しなければならないという有名人たちの公開書簡に名を連ねた。
この手紙でテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)をはじめ、世界的なAI専門家、情報技術(IT)業界の経営者など1千人余りは、AIが人類に深刻な危険を及ぼす可能性があるとし、最先端のAIシステムの開発を一時中断するよう求めた。
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