韓国EV、米市場でフォード抜きシェア2位奪還…アイオニックが好調

現代自動車(ヒョンデ)および同傘下の起亜自動車(キア)が、EV(電気自動車)の販売好調により、第3四半期(7~9月)累計で米国EV市場2位の座を奪還した。第3四半期の販売急増で現地メーカーのフォードを抜き、GMとの差も広げた。

13日、グローバル自動車調査機関のコックス・オートモーティブ(Cox Automotive)が発表した第3四半期の米国EV販売報告書によると、現代・起亜自動車(ジェネシス含む)は今年9月まで米国EV市場で合計6万4187台を販売し、シェア7.8%で2位を記録した。

※コックス・オートモーティブの当該報告書:https://www.coxautoinc.com/market-insights/q3-2023-ev-sales/

単一ブランド基準では、現代自動車は前年比66.9%増の4万1296台、起亜自動車は前年比6.4%減の2万2891台を記録した。シェアはそれぞれ4.7%と2.6%で集計された。

アイオニック5/モータートレンド提供

1位はテスラだった。合計49万3514台を販売し、シェア50.0%を記録した。フォードは5万6080台で現代・起亜自動車に続き3位となった。GM(キャデラックなど含む)が4万6671台で4位、フォルクスワーゲン(アウディ含む)が4万4783台で5位にランクインした。続いてBMW(3万2823台-ミニを含む)が6位、メルセデス-ベンツ(2万9686台)が7位、日産(1万5503台)が8位、ボルボ(1万1733台)が9位、ポルスター(8887台)が10位だった。

現代・起亜自動車の2位奪還は、第3四半期の販売量が急増したことによるものだ。特に、アイオニック5が前年比143%拡大となる1万1665台を販売し、実績を牽引した。現代傘下の高級ブランドであるジェネシスも1802台(シェア0.6%)を販売した。