韓国電気研究院(KERI)が「炭化ケイ素(SiC、silicon carbide)電力半導体イオン注入評価技術」をハンガリー企業に技術移転することに成功したと明らかにした。
電力半導体は電気・電子機器の核心部品で、電流の方向を調節し、電力変換を制御するなど、人間の体でいえば筋肉のような役割を果たす。電力半導体の素材はいくつかあるが、その中でもSiCが高い耐久性と電力効率を示すなど、材料特性が優れており、最も注目されている。SiC電力半導体が電気自動車に搭載される場合、バッテリーの電力消費を減らし、車体の重量と体積を減らして最大10%のエネルギー効率改善が期待できる。