サムスンD、国際ゲーム展示会でQD-OLEDの画質を披露…AMDと協力

サムスンディスプレイは16日、釜山BEXCOで開幕した国際ゲーム展示会「G-Star2023」において、QD(量子ドット)-OLED(有機発光ダイオード)の優れたゲーミング画質を披露すると明らかにした。

サムスンディスプレイは、半導体企業AMDと協力して自社のQD-OLEDを搭載したデル(Dell)の「エイリアンウェア34カーブドQD-OLEDゲーミングモニター」体験イベントを行う。

AMDブースを訪れる来場者は、サムスンディスプレイのQD-OLEDが搭載されたデルのゲーミングモニターで、マルチ接続ロールプレイングゲーム(MMORPG)「黒い砂漠」、アクションカジュアル対戦ゲーム「パーティーアニマルズ」などのグラフィックを体験することができる。

QD-OLEDを搭載したモニターは、液晶ディスプレイ(LCD)モニターより応答速度が優れており、速い画面切り替えにも映像が途切れたり、引きずられたりすることがなく、ゲームの没入感を高めることができる。

粒子サイズによって異なる色を出す量子ドット(量子ドット)をパネルに内在化し、正確で豊かな色を表現し、光を広く分散する光学的特性があり、視野角による画質低下や色の歪みも少ない。

AMDは過去数年間、GSTで最新のグラフィックスカードとPC体験スペースを展示してきた。今年は多数のゲーム開発会社やハードウェアメーカーと協業しながら、ディスプレイ関連パートナーとしてサムスンディスプレイを選んだ。

サムスンディスプレイの関係者は「ゲーム産業の高度化に伴い、画質と応答速度に対する消費者の期待は引き続き高まっている」とし、「ゲーマーが次元の違う没入感を体験できるよう、今後も多様な協業を通じてQD-OLED体験の機会を設けていく」と述べた。