サムスン電子[005930]が19日、モバイル、ロボット、拡張現実(XR)などの先端コンテンツプラットフォームのためのイメージセンサラインナップ「アイソセルビジョン」(ISOCELL Vizion)の次世代製品2種を19日に公開した。
新たに公開されたアイソセルビジョン63Dは、光の波長を検出して物体の3次元立体情報を測定し、地図を描く間接飛行時間測定センサー(iToF)だ。サービング・物流ロボット、XR機器、顔認証などが主な応用先だ。
コウモリが音波を活用して周囲を探知するのと似た原理で距離を測定する。ただし、音波の代わりに発光した光の波長と被写体に反射して戻ってきた波長の位相差で距離を計算する。
業界初のワンチップiToFセンサーで、物事の深度演算に最適化された画像信号プロセッサ(ISP)が内蔵され、アプリケーションプロセッサ(AP)のサポートがなくても3次元立体情報を盛り込んだデプスマップ(Depth Map)撮影が可能だ。
以前の製品であるアイソセルビジョン33Dよりシステム消費電力も最大40%まで削減した。