韓国大宇建設がナイジェリア製油工場の修理受注…日本企業が40年前に建設

韓国の大宇(テウ)建設がナイジェリアで「カドゥナ精油施設緊急保守工事」を受注し契約を締結したと3日明らかにした。 今回の受注はナイジェリア国営石油公社(NNPC)の子会社であるカドゥナ精油化学(KRPC)が発注したプロジェクトだ。ナイジェリア現地紙も報じた。

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大宇建設は昨年6月、NNPCのもう一つの子会社であるワリ精油化学(WRPC)が発注したワリ精油施設緊急保守工事を受注したことがある。 前回と今回の受注共に公開入札過程を経なかった随意契約だ。 大宇建設関係者は「ナイジェリアで大宇建設の圧倒的な技術競争力が通じたため」であると説明した。

今回のプロジェクト工事金額は5億8918万ドル(約759億円)規模だ。 工事期間は着工日から21ヶ月である。 ナイジェリア首都アブジャから北に160km離れたカドゥナ地域に位置する既存のカドゥナ精油施設(Kaduna Refinery)を緊急保守する内容だ。 大宇建設は工場修理を終え、石油製品生産のための試運転段階まで単独で工事を行う。

カドゥナ精油施設(Kaduna Refinery)は、1983年に日本の千代田化工建設が竣工した一山11万バレル規模の精油工場だ。

施設全景/大宇建設提供
韓国メディアなどは「日本企業が建てた老朽化した工場を韓国の大宇建設が修理する形となった」と伝えている。

ナイジェリアはアフリカ最大の産油国だが、精油施設が老朽化してガソリンをはじめとする燃料などをほぼ輸入に依存する状況だ。

大宇建設関係者は「主力市場であるナイジェリアで多数のプロジェクトを成功的に遂行した経験に支えられ、現地の堅固なネットワークを備えている。 早い事業進行を望む発注先との利害関係がかみ合い、今回の工事を獣医契約で受注できた」と述べている。

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