現代自動車のイ・サンヨプ・デザインセンター長(副社長)が「2023ワールドカーパーソンオブザイヤー」(2023 World Car Person of the Year)に選ばれた。昨年も現代自動車のルーク・ドン・カーボルケ最高クリエイティブ責任者(CCO)が受賞しており、現代車は2年連続で受賞者を排出する快挙を成し遂げた。
(参考記事:世界カーオブザイヤーに韓国車2台が最終候補選出…日本車は?)
「ワールドカーアワーズ」(World Car Awards・WCA)は21日(現地時間)、イ・サンヨプ現代車副社長・デザインセンター長を「ワールドカーパーソンオブザイヤー」に選定したと明らかにした。 同賞は、WCAが毎年授与する7つの賞の一つである。 イ・センター長と共にトヨタGRカローラの坂本尚之チーフエンジニアや王伝福BYD会長など5人が今年の人物最終候補に上っていた。
2023World Car Person of the Year:https://www.worldcarawards.com/web/poty.asp
イ副社長は現代車と現代の高級ブランド・ジェネシスのデザインを総括している。 去る2016年に現代車に合流した彼は、現代自動車の「デザイン経営」を象徴する人物だ。イ・センター長が今年の自動車人物を受賞し、現代車は2年連続受賞の快挙となった。
イ副社長も昨年受賞したカーボルケCCOも、彼らはすべて現代自動車が「デザイン経営」に舵を切った際にスカウトされた人材だ。現代車は当時、この二名に加え、アウディ出身のピーター・シュライヤーをデザイン総括副社長(CDO)に迎え入れる。彼らがデザインイノベーションの中心人物となった。
2015年に入社しうたカーボルケ元CCOはアウディとベントレー、ランボルギーニなどでデザインを担当した。イ副社長はGMとフォルクスワーゲンを経て2016年に現代に入社した。
イ副社長は、GV80、GV70などジェネシスと現代車デザインを総括してきており、特にジェネシスを高級ブランドとして世界市場に認知させる上で主導的な役割を担った。 また現代自動車の「アイオニック5」、「パリセード」、「ネッソ」など主要自動車モデルのデザインを直接引き受けた。「アイオニック5」は「2022ワールドカーオブザイヤー」を受賞している。
同じくイ副社長が手掛けた「アイオニック6」は「2023ワールドカーオブザイヤー」最終候補に現在入っている。同賞には起亜自動車のニーロをはじめ△アルファロメオトナーレ△BMW 2シリーズクーペ △BMW X1 △ホンダ HR-V/ZR-V △マツダ CX-60 △メルセデス-ベンツ Cクラス △日産アリヤ △日産Zなど9モデルが入っている。結果は来る4月5日発表される予定だ。
(参考記事:米モータートレンド誌「業界影響力1位は現代自動車会長」「豊田章男社長は30位」)
(参考記事:韓国現代車が「デロリアン」のデザイナーと提携 幻の韓国車を復元へ)
(参考記事:米国の高級車選好調査で「レクサス」2位も、ある項目では韓国「ジェネシス」が突出)
(参考記事:現代自動車がベトナムで1万8千台リコール…安全ベルト問題)
(参考記事:米国「今年最高の車10選」に韓国車が2台入る…しかし日本車は大挙6台)
(参考記事:米自動車満足度評価「ワーストテン」に韓国車が2台入る 日本車は?)