韓国紙「日本の研究チームが木で作った人工衛星が打ち上げへ」 「型破りな発想」ネット民

日本の京都大学と住友林業株式会社が率いる国際研究チームが木で製作した人工衛星が来年、宇宙に打ち上げられる予定だと韓国聯合ニュースが外信などを引用し伝えた。

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国際研究チームは最近、国際宇宙ステーション(ISS)での実験を通じて木材が宇宙環境で高い耐久性を示すという事実を確認した。

ISS実験で木材標本の品質損傷は最小限にとどまり、安定性も良好だった。

日本人宇宙飛行士の若田光一氏がISSから地球に持ち帰った木材標本を対象にした強度検査と結晶構造分析などの予備検査も行われた。

住友林業の発表(5月12日)などによると、木材標本は温度変化と激しい宇宙線(cosmic ray-宇宙から降り注ぐ高エネルギーの粒子-放射線)、危険な太陽粒子などが重なった極限の宇宙環境で10ヶ月を過ごしたが、亀裂やゆがみ、皮が剥がれたり、表面損傷などが変化したりする現象が観察されなかったと京都大学は最近明らかにした。質量もそのままだったという。

研究チームの人工衛星の名前は「リグノサット」で、マグノリアの木で製作される予定だ。

マグノリアは比較的高い加工性(workability)と寸法安定性、全体的な強度などの面で合格点を受けた。

木は宇宙船によく使われる複合合金より環境に優しく、製作が容易という利点がある。人工衛星の寿命が切れた時の廃棄も容易だ。

リグノサットの完成品は来年、米国航空宇宙局(NASA)と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で打ち上げる。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは「日本はそのうち木材で車も作るんじゃないか」「型破りなすごい発想だな」「そのうち段ボール製の人工衛星もできるはず」「想像もしなかった素材だな」「こういうニュースを見ると日本に良い印象を持つ」などのコメントが投稿されている。

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