知財の国際ランキングで韓国は12位、日本は6位…「世界IP指数」

韓国のIP指数は世界12位レベルで停滞していることが分かった。日本はどうだったのだろうか?IP(Intellectual Property)とは、特許・商標・デザインなどの知的財産権などを指す。

(参考記事:韓国紙「理研が量子コンピューターを外部解放で人材育成」…韓国は日本の半分以下の専門家数

24日、米国商工会議所グローバルイノベーション政策センター(GIPC)が最近発表した「2023年国際知的財産指数(2023 International IP Index)」報告書によると、韓国の国際IP指数は84.44ポイントで昨年に比べて0.5ポイント上昇にとどまり、依然として12位にとどまった。

国際IP指数は、各国のIPシステムに最も大きな影響を与える50の評価指標を活用し、特許、著作権、商標、デザイン、IP資産事業化、IP関連国際条約参加など9つの分野を総合的に評価して算出する。55カ国を対象に評価を行い、スコアが高いほどIP産業関連レベルが高いことを意味する。

IP指数が最も高い国は米国(95.48点)で、続いて英国(94.14点)、フランス(93.12点)、ドイツ(92.46点)、スウェーデン(92.14点)の順だった。日本(91.26点)は韓国より6ランク高い6位だった。

報告書は「韓国政府は、経済的資産としてのIP創出と商業化に持続的に焦点を当て、中小企業のIP資産創出、商業化を奨励している」と評価したが、専門家はIP全体として見ると、まだ世界的なレベルに達していないと指摘する。

日本や米国に比べ韓国は基礎科学分野でのIPが弱いとみられる。韓国政府は23日、12大国家戦略技術分野に5年間25兆ウォン(約2.5兆円)を投資して核心的IPを確保し、IP投資ファンドなどIP金融を2027年まで23兆ウォン(約2.3兆円)規模に拡大すると明らかにしている。

特に、経済安保の核心品目など主要産業別特許分析結果を中小企業に提供して特許情報の活用性を高め、中小企業が革新技術を開発して優秀IPを確保することで技術競争力を備えることができるよう、知的財産基盤の研究開発(R&D)を拡大支援する方針だ。

(参考記事:韓国紙「核融合技術特許数は中国が1位、日本は4位」 韓国も日本技術で追い上げ
(参考記事:量子暗号分野の特許数で韓国は世界4位…10年で2倍に急増 日本は世界2位も減少傾向
(参考記事:ChatGPTも使う超巨大AI技術、韓国が特許取得増加率で世界1位に…日本は?

(参考記事:韓国貿易協会「水素技術の国際特許、欧州が28%、日本が24%保有」「韓国は初期段階」
(参考記事:サムスン幹部「シャープは良質特許を多数保有するも活用できず、うちに負けた」
(参考記事:韓国検察、中国に半導体機密流出させた6名摘発 市場規模4500億円超のCMP関連技術