韓国紙「日米が量子コンピューターで合作…中国を牽制」

米国と日本が中国の「量子コンピューター挑戦」に対抗して手を組む。巨大ビッグテック企業が資金を出す。

聯合ニュースは18日、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の17日報道を引用し、IBMとグーグルが米国のシカゴ大学と日本の東京大学の量子コンピューター共同研究のために合計1億5千万ドル(約300億円)を支援すると報じた。

※当該報道原文:https://n.news.naver.com/mnews/article/001/0013949032?sid=104

署名式は今週末、ジョー・バイデン米大統領をはじめとする主要7カ国(G7)首脳が集まる日本の広島で開かれる予定だ。

二つの大学にIBMが1億ドルを、グーグルが5千万ドルをそれぞれ寄付する計画だ。

これにより、10年以内に10万キュービットの量子コンピューターを開発するというのが共同研究の目標だ。量子情報の基本単位であるキュービットは多いほど性能が良くなる。IBMは昨年11月、433キュービットの量子プロセッサーを公開したことがある。

米国と日本の量子コンピューター協力は、最近、軍事的応用を念頭に置いて量子コンピューターに集中投資する中国を牽制するのが目的だと聯合ニュースは伝えた。

ラム・イマニュアル駐日米国大使はWSJに「私たちは重要な研究のために同盟国にもっと頼らなければならない」とし、これまで米国が先端科学分野の中国留学生に対して「あまりにも緩かった」と指摘した。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが投稿されいている。(※ネイバーニュースコメント参照)

「これがまさに国益のための外交だ」
「我が国は再び大国の消耗品になってしまう。自主国防と技術独立しかない」
「尹錫悦は韓米日同盟と叫ぶが、これは何だ?」
「米日が源泉技術を開発するや韓国は高い金を出して使ってきた」

以上

(参考記事:韓国紙「日本が量子コンピュータークラウド技術を助成」
(参考記事:韓国紙「理研が量子コンピューターを外部解放で人材育成」…韓国は日本の半分以下の専門家数
(参考記事:韓国紙「日本が2025年に量子コンピューター実用化へ」…スパコンでは日韓格差大きく