フォード自動車(米国)とLGエナジーソリューション(LGES/韓国)、トルコのKOCホールディングが21日(現地時間)、欧州におけるバッテリー生産合弁会社設立のための了解覚書(MOU)締結を発表した。
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合弁会社は欧州最大規模となる年間45GWhのバッテリーセル生産施設を建設する。
トルコ・アンカラ近くのバスケント地域に建てられるバッテリーセル合弁工場は今年末に着工され、2026年から生産を開始し、フォードが欧州に供給する電気自動車に搭載される予定だ。
合作工場はまず年間25GWh規模で建てられ、需要に応じて年間45GWhまで拡張される計画だ。
3社間合弁工場の投資規模や持分比率などの詳細は発表されなかった。
当初、この工場はフォードとSKオン(韓国)、トルコKOC間の合弁として2025年までに30~45GWh規模で建てられる予定だったが、SKオンのバッテリー供給時期や収率問題、投資負担分などで話がまとまらず、SKの代わりにLGが入ることになった。
フォードは「LGESは最近、ポーランド工場でフォード・マスタングマッハ-EおよびE-トレンジットにバッテリーを供給するなど10年以上協力してきた」とし「今回の合弁事業はフォードがLGES、KOCホールディングスと結んだ長年のビジネス関係を基盤でなされた」と明らかにした。
LGESのクォン・ヨンス副会長は「フォードとの今回の欧州合弁投資は、グローバル市場への先制的投資を通じて蓄積されたノウハウをもとに、独歩的な製品競争力と安定した収率、グローバル運営ノウハウを提供するという意志の結果」と話した。
LGESは現在、韓国、米国、中国、ポーランド、インドネシア、カナダなど6カ国に世界最大規模のバッテリー製造ネットワークを保有している。
LGESは現在、年間200GWh規模の生産能力を今年末までに300GWhに拡大する計画だ。
※写真:LGES
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