LGエナジーソリューション(LGES)が日本のトヨタとの米国内電気自動車用バッテリー供給などの計画を近く確定するとの報道が韓国で出いてる。LGESはホンダとの間ですでに合弁会社(LHバッテリー)を設立している。
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韓国の有力専門メディアである「THEELEC」は25日、「LGESがトヨタとの米国内バッテリー供給などの協力案を早急に決定することが分かった」とし、合弁会社設立で進む場合、バッテリー生産能力は20ギガワット時(GWh)規模と推定される」と報じた。総額3兆ウォン(約3前億円)前後が投入される可能性があるとのこと。
THEELECの当該記事URL:https://www.thelec.kr/news/articleView.html?idxno=20833
これに先立ち、LGESのクォン・ヨンス副会長も3月に開かれた株主総会で「(トヨタとの)協力が順調に進んでいる」と話したことがある。
同紙は「LGESとの合弁会社は、パウチ型をはじめ、多様なバッテリープラットフォームが検討される」と伝えた。
一方、LGESは先月、米国オハイオ州ジェファーソンビル付近でホンダとのバッテリー合弁工場の起工式を行った。
他にも、同じ韓国の現代自動車とは35GWh規模の合弁工場を作る予定だ。さらに、ゼネラルモーターズ(GM)およびステラティスともそれぞれ145GWh、45GWh規模のバッテリーを作る計画だ。北米でLGESが合弁会社の形で生産するバッテリー(ミシガン、アリゾナ州の単独工場を除く)だけで年間285GWhに達する。
エネルギー専門市場調査機関SNEリサーチによると、昨年の電気自動車バッテリー市場においてLGESは12.4%のシェアを占め世界2位となっている。
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