「最も信頼できないEV」ワースト1位に現代自動車のコナ・エレクトリック

現代自動車の電気自動車(EV)が、海外専門紙が選ぶ「最も信頼できないEV」ワースト1位になったことが分かった。

(参考記事:「米国人が買いたいエコカーTOP10」に日本のHVが6台 韓国EVは圏外に

カナダの自動車専門紙ホットカーズは先月、「最も信頼性が低く、お金を節約できないEV10選」を選出した。ワースト1位には現代自動車のEVが選ばれている。

ホットカーズは、「EVは地球を救うために登場したかもしれないが、これらの(10)モデルは、機械的、技術的な問題が発生するため、あなたに負担をかけるかもしれない」とし、「EVは、化石燃料の供給源から私たちを解放し、その過程で私たちのお金を節約するために設計されたが、一部のEVは逆効果になっているようだ」と指摘した。

同紙はワースト1位に現代自動車の「コナ・エレクトリック(コナEV)」を選出した。

コナEVについてホットカーズは、航続距離の長さ、車線維持、衝突警告、自動ブレーキなどの安全システム、そしてクラス最高の10年保証を備える車として「侮れない存在になるはずだった」としつつ、しかし「ショートを引き起こす可能性のある検出不可能なバッテリーの問題、冷却水漏れの問題、その他の電気的欠点がある」と批評した。

米国の有力消費者サイトであるコンシューマーレポートも、コナEVについては総合評価41/100としており、「今年これまでのところ信頼性の点で最悪のEVとなった」とホットカーズは伝えている。

同紙はコナEV以外では、10位にリヴィアンR1T、9位に アウディEトロン、8位に テスラ モデルS、7位に ポルシェ タイカン、6位に ジャガー・アイペース、5位に 2023ポールスター2、4位に 2023年 テスラ モデルX 、3位に シボレー ボルトEV 、2位に シボレー・ボルト EUVを選出している。

同紙はワースト2位のシボレー・ボルトEUVについてバッテリー欠陥などの問題を挙げている。シボレーは韓国LGエナジーソリューションのバッテリーを搭載していた。LGとシボレーは欠陥バッテリーのリコール費用を分断することで合意している。

(参考記事:現代自動車が「コナEV」第二世代を公開 火災頻出の第一世代から完全リニューアル
(参考記事:激選必至の米電気SUV市場、日韓車両が価格競争力で拮抗…低価格TOP10を席巻
(参考記事:米国の高級車選好調査で「レクサス」2位も、ある項目では韓国「ジェネシス」が突出

(参考記事:韓国LG賠償…GM「ボルトEV」が米でまた火災 もし屋内に駐車してたら…
(参考記事:現代自動車の最新EV「アイオニック6」、米国で初月販売数222台に留まる
(参考記事:現代自動車のアイオニック5、わずか6万3千円の充電費用で北米一周達成