サムスン電子が画面を二度折りたたむ「トリフォルド(三つ折り)フォン」の商用化に近づいているようだ。
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3日、米国特許庁(USPTO)によると、先月27日(現地時間)、サムスン電子が昨年12月に出願した「ディスプレイの折り畳み状態による使用方法及びこれを利用した電子装置」というタイトルの特許を公開した。パテントリーアップルやサムモバイルなどもこれを伝えた。
サムスン電子は公開された特許において、トリフォルド方式のフォルダブルフォンを例示した。3面の大画面と2つのヒンジで構成され、ジグザグ状に屏風のように折り畳まれる構造を持つスマートフォンだ。
特許には、トリフォルドフォンで使用可能な3つの大画面の接続性を強化する技術が含まれている。ヒンジとディスプレイにスマートフォンの折り畳み状態を検出して動作の有無を確認するセンサーとプロセッサーを内蔵する。例えば、最初の画面で利用していたオペレーティングシステム(OS)とユーザーインターフェース(UO)が折り畳み状態に応じて2枚目、3枚目の画面までスムーズに接続できるようにする。
2019年に世界初のフォルダブルフォン「ギャラクシー・フォルド」を発売したサムスン電子は、クラムシェル型のZフリップシリーズも発表し、関連市場をリードしている。
シャオミなど中国メーカーや、アップル、グーグルなどもフォルダブルフォン発売を予告しているなか、サムスンはトリフォルドフォンの開発によって、フォルダブルフォンのラインナップを拡大する構えとみられる。
※画像:via Patently Apple
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